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北アルプス縦走in夏休み:Day2(2023/9/20)

 

忘れかけるところでした・・・北ア縦走2日目。1日目は↑コチラ

★2日目(雲ノ平~双六小屋)標準CT12時間 目標8時間

3:30起床

雲ノ平は夜からずっと暴風大雨の嵐、朝起きても雨がザンザン降っていました。

それでも気にせず朝まで爆睡できた私・・・。

ある意味何か危険な事が起きてたら知らずに死ぬタイプ・・・どっちがいいんだ・・・。

まず水晶岳を登る事を諦め、雨の様子をみながら出発を遅らせる事にしました。

朝ごはんを作って食べてノンビリ待ちましたが雨は全く止む気配なし・・・。

6:30これ以上遅く出発すると後が厳しいので豪雨の中テントをしまい出発する事に。 この時が一番つらかったな・・・。

先に道があると信じて歩きます。(ブログのバックと空の白が重なってしまった…)

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最初に登るはずだった祖父岳、分岐から途中まで登ったのですが、あまりの強風とガスでマーキングも見逃しそうな程でした。

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誰にも会わない人の少ない平日、慣れない重い荷物、不安定な足元、遭難したら誰にも気付いてもらえません…。
というわけで途中から引き返し祖父岳〜水晶岳鷲羽岳通るコースを回避し黒部源流のコースを取り、三俣方面へ向かいました。

こんな感じ。

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暫し固まる…。でも進むしかないよね…。

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土砂降りの中、こっちはこっちで水たまりだらけ、想像以上の激下りすぎて泣けました。

ただ、こちらは雷鳥さん天国でした。

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ワサワサいっぱいいて雨の中撮影に夢中になってしまいました。カワイイ・・・♡
しかし歩いても歩いても誰にも人に会わない・・・心細すぎる・・・。
源流が増水していて渡れなかったらこの急な下りをまた登り返す・・そんなの嫌だ!!
源流の情報がほしいので反対からくる人を期待していたのですが・・・水の音がどんどん大きくなって来る頃、やっと一人の男性が。
聞くと問題なく渡れたとの事で安堵しました。

しかしマーキングないとどこ歩いてよいのかわからないほどの平地。

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そしてよく分からなかったけど多分ここ源流(笑)碑があるらしかったけど見つけられませんでした。

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とりあえず脚(靴)浸しておきます。

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自然の広大さを感じます。

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ここからまた暫く歩いて登り返し。雨は止んできました。


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水場もあります。

f:id:maminxx1217:20231116134251j:imageそして全然人に出会いません。心細いけど進むしかない。
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歌いながらやっと三俣山荘着!

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目の前には下って来るはずだった大きな鷲羽岳が。
行きたかったなぁと眺めながら少し休憩しているとみるみる雲が切れて晴れていく!!

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時間を確認するとここから鷲羽岳ピストンで行ける!と判断して早速登り始めたのですがここで大失敗。

バカ重いザックをデポして行けばいいのに背負ったまま登ってしまった(←バカバカバカ!)
8割登ったところで、登るのは問題ないと思ったけど、ザレザレで下りが思ったより時間がかかりそう、この先も長丁場だしな・・・と途中で諦め下りました…。

もう少しだったのに根性なさすぎ…。でも山に下手な根性はいりませんから・・・。

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またあの山荘まで下りますよ…っと。

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でもこちらでも途中で雷鳥さんに会えました(癒)。
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そんな訳で時間も中途半端になりのんびり小屋飯させていただきました・・・。
素敵な山荘ですね〜。人気なのも頷けます。

f:id:maminxx1217:20231116140318j:image有名なジビエ丼は売り切れだったので、カレーとサイフォンコーヒーを。
カップかわいい…。ほしいな。f:id:maminxx1217:20231116140335j:image
外に出ると天気はすっかり晴れたので三俣蓮華岳はピークを踏むぞ!とスタート。

朝の天気はなんだったのか?すっかり晴れ!

f:id:maminxx1217:20231116141742j:image途中振り返るとすっかり雲がなくなり晴れた鷲羽岳と三俣山荘。f:id:maminxx1217:20231116110945j:image本当に登れなくて悔しかった…(´Д⊂ヽf:id:maminxx1217:20231116110856j:image気を取り直して分岐から三俣蓮華岳方面へ!巻道↓も気持ちよさそうです。でも山頂いきたいので登ります!f:id:maminxx1217:20231116141818j:imageそして無事に登頂!貸切です!f:id:maminxx1217:20231116110658j:image
大好きな稜線天国、景色が本当に素晴らしく巻道行かなくてよかった!
双六岳に向かいながら振り向くとこの景色。

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前を向けばこの景色。右手に見えるとんがり笠ヶ岳、日帰り登山しようと思っていた時期があったのですが、なんか近づくほどにあの山容が凄すぎてビビりました^^;
あの斜度…キツそう…(聞くと笠新道がとにかくツライらしいですね)
いつの日か行きましょう。

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さて、順調に双六岳までも向かいました。が、雲が出て来て到着した山頂は真っ白。

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噂の?天空の滑走路の向こうも雲で覆われていて有名な景色は見る事ができませんでした。

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誰も人がいなくて貸切の山道、最高でした!(あれだけ一人が寂しいっていっていたのに、雨降ってないと気持ちが楽!)

地味に結構歩いて、やっと小屋が見えてきた!

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そして無事に双六小屋に到着!

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小屋の方が本当に優しくて感激しました…。

双六小屋では、他の登山者のみなさんとお話する機会があったのですが、皆さんの山行のお話しがスゴ過ぎて、ペーペーの私は目が点になるばかり・・・特にソロ女性の精神力、体力凄すぎです。

夜からはまた豪雨。
小屋で聞いた翌日の予報は最悪、3000m付近は台風以上の暴風で嵐の予報。

私は下るだけでしたが、出発時間を早める予定にして20:00に就寝・・・。

2日目 距離11.3km  時間 9時間30分(休憩含) 累積 1026/1035m